癸卯とは
癸卯は、四柱推命(しちゅうすいめい)の十干十二支の最初の組み合わせであり、干支番号は40番。
陰陽五行説に基づく中国の伝統的な占術です。
癸卯は陰水の「癸」と陰木の「卯」から成り立ちます。
- 癸(みずのと)
- 地支の一つで、水を表す。水の属性は柔らかく、流動的です。
- 癸の人は感受性が豊かで、直感力や創造力に優れることがあります。
- 社交的で人とのコミュニケーションが得意なことがあります。
- しかし、時には感情の波が激しく、影響を受けやすいこともあります。
- 卯(う):
- 地支の一つで、木を表す。木の属性は成長と展開を象徴します。
- 卯の人は冒険心があり、新しいことに挑戦することが好きです。
- 柔軟性があり、変化に対応する能力があります。
- 独自の視点やアイデアを持ち、創造的な側面が強いことがあります。
- したがって、「癸卯」の特徴は、水と木の属性が組み合わさったもので、感受性が高く、柔軟性や創造力がありつつ、感情の変化にも敏感な傾向があると言えます。
癸卯は辰巳天中殺
辰巳天中殺は、辰年、卯年、4月、5月、辰の日、巳の日が天中殺になります。
日柱干支番号31~40番が戌亥天中殺です。
天真爛漫で大人になっても少年や少女のように、心のまま行動する人です。しかし、自分の気持ちを言葉で表現することは苦手です。その為、プレゼント魔になる傾向があります。感謝の気持ちを、物を渡して表現します。
夢や理想を追いかけるよりは、現実的に結果を求めます。
また、困っている人がいると放っておけない優しい人。お節介すぎるほど優しい人です。
しかし、権力がある人には歯向かっていくので、理不尽な上司にはハッキリと意見を伝えます。極端でユニークな人が多いです。
親が離婚、または早くに他界するなど親元を早く離れる傾向です。
逆に、親離れが遅いと迷いの多い人生になるので、早めの自立が大切です。
癸卯の長所
- 感受性と創造力: 癸卯は感受性が豊かで、直感力があります。これにより、芸術的な表現力や創造的なアイデアを生み出すことができます。新しい視点から物事を捉え、独自の発想力を発揮することができます。
- 柔軟性と適応力: 卯の木の属性が加わることで、柔軟性や適応力が高まります。状況に応じて柔軟に対応し、変化にうまく適応することができるのが癸卯の強みです。
- 社交性とコミュニケーション能力: 癸は水の属性で社交性があり、卯は冒険心旺盛な性格です。これにより、癸卯の人は人とのコミュニケーションが得意で、新しい出会いや友情を築きやすいです。
- 直観力と洞察力: 感受性が高いため、状況や人の感情に敏感に反応し、洞察力があります。他人のニーズや状況を的確に理解し、適切な対応ができます。
癸卯の短所
- 感情の不安定さ: 感受性が豊かなため、感情の波が激しく変化しやすいことがあります。これにより、安定感が欠如し、気分の浮き沈みが激しいと感じることがあります。
- 非現実的な夢想家気質: 創造力が豊かで夢想力が旺盛な一方で、現実的な視点を欠いてしまうことがあります。現実の制約や課題に対処するのが難しい場合があります。
- 計画性の不足: 冒険心が旺盛で新しいことへの挑戦を好む反面、計画性や慎重さが不足してしまうことがあります。物事を適切に計画し、着実に進めることが難しいかもしれません。
- 他人の影響を受けやすい: 社交性が高い一方で、他人の意見や影響を受けやすいことがあります。自分の意志をしっかり持ち、他人とのバランスを保つことが課題となることがあります。
これらの短所はあくまで一般的な傾向であり、すべての癸卯の人に当てはまるわけではありません。個々の人の成長や経験、自己認識を持ちつつ、これらの特性に対処する方法を見つけることが重要です。
癸卯の適職
- 芸術家・クリエイター: 癸卯の人は感受性が豊かで創造力があります。絵画、音楽、文学などの芸術分野で表現力を発揮することができます。
- 心理療法士・カウンセラー: 感受性が高く、人の心理や感情に理解があります。心理療法やカウンセリングの分野で、他人の支援やアドバイスをすることができます。
- デザイナー: 創造的で直感力があるため、グラフィックデザイン、ウェブデザイン、ファッションデザインなどの分野で活躍できます。
- エンターテイメント業界: 舞台芸術、映画、テレビ、ラジオなど、エンターテイメント分野で表現力を活かすことができます。
- マーケティング・広告関連職: 直感力や感受性を生かして、商品やサービスの広告やマーケティングに携わることができます。
- 教育関連職: 他者とのコミュニケーションが得意なため、教育関連の仕事も適しています。教師や教育コンサルタントなどが考えられます。
- 人間関係構築職: 人との関わりを大切にし、柔軟性があるため、営業や人事、公共関係(PR)などの職業も適しています。
これらはあくまで例であり、個々の能力や興味、経験によって最適な職業は異なります。自身の特性や志向性を踏まえ、適した職業を見つけることが大切です。
癸卯の恋愛傾向
- 感受性が豊か: 癸卯の人は感受性が高いため、恋愛においても相手との感情の交流が重要です。相手の気持ちや表情に敏感であり、共感力が強いところがあります。
- ロマンチックな傾向: 創造力があり夢想力が旺盛なため、ロマンチックで夢幻的な恋愛に惹かれることがあります。特別な瞬間や感動的な瞬間を重視します。
- コミュニケーション重視: 社交性があり、コミュニケーションが得意なため、恋愛においてもパートナーとの会話やコミュニケーションが大切です。深いつながりを求めることがあります。
- 柔軟で適応力がある: 柔軟性があり、相手の考えや状況に対して適応しやすい特徴があります。これが恋愛関係での円滑なコミュニケーションに寄与することがあります。
- 感情の浮き沈みが激しいことがある: 感受性が豊かな反面、感情の浮き沈みが激しいことがあります。パートナーとのコミュニケーションや感情表現が重要で、理解と支えが必要です。
- 新しい経験への興味: 冒険心が旺盛で新しい経験への興味があります。これが恋愛においても新しい経験の共有を求めます。
癸卯を持つ有名人・芸能人
大野智
伊藤健太郎
渋谷すばる
二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
坂本勇人
原田泰造
三村マサカズ(さまぁ~ず)
柳沢慎吾
チャンミン(東方神起)
田中律子
岡田結実
池脇千鶴
蛯原友里
60干支
番号 | 干支 | 音読み | 訓読み | 番号 | 干支 | 音読み | 訓読み |
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1 | 甲子 | こうし | きのえね | 31 | 甲午 | こうご | きのえうま |
2 | 乙丑 | いっちゅう | きのとうし | 32 | 乙未 | いつび | きのとひつじ |
3 | 丙寅 | へいいん | ひのえとら | 33 | 丙申 | へいしん | ひのえさる |
4 | 丁卯 | ていぼう | ひのとう | 34 | 丁酉 | ていゆう | ひのととり |
5 | 戊辰 | ぼしん | つちのえたつ | 35 | 戊戌 | ぼじゅつ | つちのえいぬ |
6 | 己巳 | きし | つちのとみ | 36 | 己亥 | きがい | つちのとい |
7 | 庚午 | こうご | かのえうま | 37 | 庚子 | こうし | かのえね |
8 | 辛未 | しんび | かのとひつじ | 38 | 辛丑 | しんちゅう | かのとうし |
9 | 壬申 | じんしん | みずのえさる | 39 | 壬寅 | じんいん | みずのえとら |
10 | 癸酉 | きゆう | みずのととり | 40 | 癸卯 | きぼう | みずのとう |
11 | 甲戌 | こうじゅつ | きのえいぬ | 41 | 甲辰 | こうしん | きのえたつ |
12 | 乙亥 | いつがい | きのとい | 42 | 乙巳 | いつし | きのとみ |
13 | 丙子 | へいし | ひのえね | 43 | 丙午 | へいご | ひのえうま |
14 | 丁丑 | ていちゅう | ひのとうし | 44 | 丁未 | ていび | ひのとひつじ |
15 | 戊寅 | ぼいん | つちのえとら | 45 | 戊申 | ぼしん | つちのえさる |
16 | 己卯 | きぼう | つちのとう | 46 | 己酉 | きゆう | つちのととり |
17 | 庚辰 | こうしん | かのえたつ | 47 | 庚戌 | こうじゅつ | かのえいぬ |
18 | 辛巳 | しんし | かのとみ | 48 | 辛亥 | しんがい | かのとい |
19 | 壬午 | じんご | みずのえうま | 49 | 壬子 | じんし | みずのえね |
20 | 癸未 | きび | みずのとひつじ | 50 | 癸丑 | きちゅう | みずのとうし |
21 | 甲申 | こうしん | きのえさる | 51 | 甲寅 | こういん | きのえとら |
22 | 乙酉 | いつゆう | きのととり | 52 | 乙卯 | いつぼう | きのとう |
23 | 丙戌 | へいじゅつ | ひのえいぬ | 53 | 丙辰 | へいしん | ひのえたつ |
24 | 丁亥 | ていがい | ひのとい | 54 | 丁巳 | ていし | ひのとみ |
25 | 戊子 | ぼし | つちのえね | 55 | 戊午 | ぼご | つちのえうま |
26 | 己丑 | きちゅう | つちのとうし | 56 | 己未 | きび | つちのとひつじ |
27 | 庚寅 | こういん | かのえとら | 57 | 庚申 | こうしん | かのえさる |
28 | 辛卯 | しんぼう | かのとう | 58 | 辛酉 | しんゆう | かのととり |
29 | 壬辰 | じんしん | みずのえたつ | 59 | 壬戌 | じんじゅつ | みずのえいぬ |
30 | 癸巳 | きし | みずのとみ | 60 | 癸亥 | きがい | みずのとい |
日常生活に取り入れる四柱推命「養成講師」
なぜ生活に四柱推命を取り入れるといいの?
四柱推命は、個人の性格や適性、運勢を理解し、より良い人生を築くための手助けをします。
まず、自分の命式を知ることで、自己認識が深まります。生年月日から得られる情報を元に、自身の特徴や傾向を把握することで、自分自身の強みや弱みを知ることができます。
仕事
四柱推命の知識を活かして、仕事やキャリアの選択に役立てることができます。
適性に合った職種や職場環境を選ぶことで、仕事に対するモチベーションが向上し、成果を上げやすくなります。
人間関係
また、自分や他人の命式を知ることで、コミュニケーション能力を向上させ、人間関係を円滑にするヒントも得られます。
相手の性格や価値観を理解することで、対話や協力がスムーズに行えます。
恋愛
恋愛関係においても、四柱推命は大きな影響を持ちます。相手との相性や適性、恋愛パートナーとしての相性を知ることで、健全なパートナーシップを築く手助けになります。
また、自分自身の性格や恋愛傾向を把握することで、自己改善に取り組み、より健全な恋愛関係を築くことができます。
健康
さらに、四柱推命は健康面でも示唆に富んでいます。
個人の体質や体調の傾向を知ることで、適切な食生活や運動、休息を取る時間を見つけることができます。これにより、健康を維持し、ストレスや病気の予防につながります。
日常生活において四柱推命を活用する際には、ただ情報を知るだけでなく、それを実際の行動に移すことが大切です。
自己分析を通じて、自身の長所を伸ばし、短所を補う方法を見つけましょう。
また、他人と良い関係性を築くには、相手の特性を尊重し、受け入れる姿勢が大切です。
四柱推命を日常生活に活かすことで、より豊かな人間関係や充実した生活を築くことができるでしょう。