甲申とは
甲申は、四柱推命（しちゅうすいめい）の十干十二支の組み合わせであり、干支番号は２１番。
陰陽五行説に基づく中国の伝統的な占術です。
甲申は陽木の「甲」と陽金の「申」から成り立ちます。
甲申の特徴
1. 大胆で行動力がある
甲（木の陽）は、まっすぐに伸びる大樹を象徴し、強い意志と行動力を持ちます。また、申（さる）は陽の金であり、動きが速く決断力に優れています。そのため、甲申の人は迷いなく新しいことに挑戦し、大胆な行動ができるタイプです。
2. 頭の回転が速く、知恵がある
申（さる）は賢く機転が利く動物として知られ、知恵や直感力に優れます。甲申の人は、頭の回転が速く、状況判断能力や問題解決力に長けていることが多いです。
3. 独立心が強い
甲申は自分の力で物事を成し遂げたいという意識が強く、独立心に富んでいます。他人に頼るよりも、自分の意志や力で進もうとする傾向があります。そのため、リーダーシップを発揮する場面も多いです。
4. 頑固で意志が強い
甲（木の陽）の性質には柔軟性が少ない面があり、一度決めたことを曲げない頑固さがあります。良い意味では意志が強く、困難に立ち向かいますが、他人の意見を受け入れにくいこともあります。
5. プライドが高く、自信家
甲申の人は、自己評価が高く、自信に満ちていることが多いです。負けず嫌いであり、自分が優れていると証明したい気持ちが強いので、競争の場やプレッシャーの中でも力を発揮します。
以上の特徴から、甲申の人は行動力があり、自立的で知恵に富んだ人物が多いと言えますが、頑固さやプライドの高さが出過ぎると人間関係に注意が必要です。
甲申は午未天中殺
午未天中殺は、午年、未年、６月、７月、午の日、未の日が天中殺になります。
日柱干支番号2１～3０番が戌亥天中殺です。
午未天中殺の人は粘り強さと根気があります。
長寿で長生きする傾向です。
考えながら行動するため、常に頭と体がフル稼働しています。
頭の回転が速すぎて、自分中心に物事を進めようとするため、そのスピードに目下が付いてこれないことがあります。
年上の人との縁が強いため、早いうちから飛躍できる人が多いです。
好きなことを見つけると、とことんハマリます。意志が強く、どんなに困難なことが起こっても、途中で投げ出すことはほとんどありません。あえて苦労の多い道を選ぼうとするところがあります。そのため、趣味の域を超え、その道のプロになる人が多いです。
感情はあまり表に出しません。苦しいときはひたすら我慢をします。
初対面の人は苦手で人見知りします。お世辞を言うのも下手です。
自分の殻に閉じこもってしまうと無愛想な人と思われ孤立します。
午未天中殺の人の成功するポイントは、自分にしかできない事を持っているかどうかになります。
甲申の長所
1. 行動力がある
甲申の人は、物事を即座に判断し、素早く行動に移すことができます。迷いが少なく、大胆にチャレンジする精神が強いため、新しいことや困難な課題にも前向きに取り組みます。
2. 頭脳明晰で機転が利く
「申（さる）」の持つ知恵と「甲（木の陽）」の論理的な思考が組み合わさり、頭の回転が速いことが特徴です。問題解決力や状況に応じた柔軟な判断が得意で、複雑な状況でも冷静に対処できます。
3. 独立心が旺盛
甲申の人は、自分の力で物事を進める強い独立心を持っています。他人に頼らず、自立した行動ができるため、リーダーシップを発揮する場面でも信頼されることが多いです。
4. 忍耐力と意志の強さ
「甲」の象徴である大樹のように、どんな困難にも立ち向かう強い意志と忍耐力を持っています。一度決めた目標に向かって努力を続け、周りからの障害にも負けずに成し遂げる力があります。
5. 向上心が強く努力家
常に高みを目指し、自分を成長させることに意欲的です。自信家な一面もありますが、それを裏付ける努力を怠らないため、着実に成果を上げることができます。
これらの長所から、甲申の人は行動力と知恵に優れ、努力を惜しまない頼もしい人物だと言えます。リーダーシップを発揮する場面や、新しいプロジェクトを任されると大いに活躍できるタイプです。
甲申の短所
1. 頑固で柔軟性に欠ける
甲（きのえ）は大樹を象徴し、意志が強い反面、柔軟性が乏しいことがあります。一度決めた考えや方法に固執し、他人の意見や新しい考えを受け入れにくいことが短所となります。
2. プライドが高く負けず嫌い
自信家であるがゆえに、プライドが高くなりがちです。自分が負けることを極端に嫌い、競争心が過剰になることがあります。そのため、時には協調性を欠き、人間関係に摩擦を生むこともあります。
3. 短気で焦りやすい
申（さる）の素早い行動力は長所ですが、その反面、落ち着きがなく焦りやすい性質が出ることがあります。計画を急ぎ過ぎてミスをしたり、忍耐力が切れて途中で投げ出してしまうこともあります。
4. 他人に対して厳しすぎる
自分自身に厳しく努力家であるため、周囲の人にも同じレベルの努力や結果を求めがちです。そのため、相手にプレッシャーを与えたり、無意識に厳しい態度を取ってしまうことがあります。
5. 独断的になりやすい
独立心が強いのは長所ですが、協力や相談を軽視してしまうことがあります。自分の考えを優先し過ぎるあまり、周囲と衝突したり、孤立してしまうこともあるので注意が必要です。
これらの短所から、甲申の人は頑固でプライドが高く、協調性に欠ける場面があると言えます。しかし、自覚して改善すれば、強い行動力や頭の良さをさらに活かすことができ、周囲からの信頼も厚くなるでしょう。
甲申の適職
1. 起業家・経営者
甲申の独立心とリーダーシップは、事業を一から立ち上げる起業家や会社経営者に向いています。行動力と判断力が優れているため、困難な状況でも冷静に決断を下し、事業を発展させる能力があります。
2. コンサルタント・アドバイザー
頭の回転が速く、論理的思考力に優れた甲申は、企業や個人に対して戦略的なアドバイスを行うコンサルタントに適しています。物事を多角的に分析し、的確な解決策を提示できるのが強みです。
3. 研究者・開発職
知識欲が旺盛で向上心の強い甲申は、研究や技術開発の分野でも能力を発揮します。特に新しい技術や理論を追求する分野では、探究心と粘り強さを活かして革新的な成果を生み出す可能性があります。
4. 営業職・ビジネスマン
頭の回転が速く機転が利くため、営業職やビジネスマンとしても優れた能力を発揮します。甲申の人はコミュニケーション能力と行動力を兼ね備えており、目標達成に向けて戦略的に動ける点が強みです。
5. 弁護士・法律関係
正義感と冷静な判断力を持つ甲申の人は、弁護士や法律に関わる職業にも向いています。論理的に物事を整理し、複雑な問題に取り組む力があるため、法的なトラブル解決や交渉事にも適しています。
これらの職業は、甲申の持つ知恵、行動力、独立心といった長所を最大限に活かせる分野です。どの職業でも、自分の強みを理解し、柔軟性を持ちながら取り組むことで大きな成功を収めやすいでしょう。
甲申の恋愛傾向
1. 積極的でリードしたい
甲申は、恋愛においても自分から積極的にアプローチすることが多いです。リーダーシップを発揮し、相手を引っ張っていくことを好みます。自分の気持ちや考えをしっかり伝え、関係をリードしようとする傾向があります。
2. 自由を大切にする
甲申は非常に独立心が強く、自分の自由や個性を大切にします。そのため、恋愛関係でも束縛されることを嫌い、自由な時間や空間を確保したいと考えることが多いです。自分のペースを守りつつ、相手にも独立した活動を尊重してほしいと思っています。
3. 知的なつながりを重視する
甲申の人は、知性や頭の良さを重要視します。恋愛においても、相手との知的な会話や共通の興味を共有することを大切にしています。深い話ができる相手に魅力を感じることが多く、共通の価値観や思想が重要な要素となります。
4. 競争心が恋愛に影響する
甲申は負けず嫌いな一面があり、恋愛においても競争心が働くことがあります。相手に対して常に自分が優位でいたいと思うことがあり、他の人との関わりや評価に敏感になることがあります。競争を楽しむことで、関係がより刺激的で充実したものと感じることがあります。
5. 情熱的で一途な一面がある
自分の気持ちに素直であり、好きになった相手には情熱を注ぎます。一度本気で好きになると、一途に愛情を注ぎ続けます。相手に対する愛情表現は積極的で、関係を深めるために努力を惜しまない傾向があります。
これらの傾向から、甲申の恋愛は情熱的で積極的、自由を大切にしつつも知的なつながりを求めるものが多いと言えます。しかし、相手に対して過度に競争心を持ちすぎると、バランスを欠くこともあるので注意が必要です。
甲申を持つ有名人・芸能人
赤川次郎
井上聡(次長課長)
今井雅之
植草克秀
岡村隆史(ナインティナイン)
小出恵介
JOY
Dr.コパ
さかなクン
松井秀喜
松丸亮吾
AI
北乃きい
磯山さやか
菊地凛子
倉木麻衣
田嶋陽子
千秋
中村メイコ
藤原紀香
60干支
| 番号 | 干支 | 音読み | 訓読み | 番号 | 干支 | 音読み | 訓読み |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 甲子 | こうし | きのえね | 31 | 甲午 | こうご | きのえうま |
| 2 | 乙丑 | いっちゅう | きのとうし | 32 | 乙未 | いつび | きのとひつじ |
| 3 | 丙寅 | へいいん | ひのえとら | 33 | 丙申 | へいしん | ひのえさる |
| 4 | 丁卯 | ていぼう | ひのとう | 34 | 丁酉 | ていゆう | ひのととり |
| 5 | 戊辰 | ぼしん | つちのえたつ | 35 | 戊戌 | ぼじゅつ | つちのえいぬ |
| 6 | 己巳 | きし | つちのとみ | 36 | 己亥 | きがい | つちのとい |
| 7 | 庚午 | こうご | かのえうま | 37 | 庚子 | こうし | かのえね |
| 8 | 辛未 | しんび | かのとひつじ | 38 | 辛丑 | しんちゅう | かのとうし |
| 9 | 壬申 | じんしん | みずのえさる | 39 | 壬寅 | じんいん | みずのえとら |
| 10 | 癸酉 | きゆう | みずのととり | 40 | 癸卯 | きぼう | みずのとう |
| 11 | 甲戌 | こうじゅつ | きのえいぬ | 41 | 甲辰 | こうしん | きのえたつ |
| 12 | 乙亥 | いつがい | きのとい | 42 | 乙巳 | いつし | きのとみ |
| 13 | 丙子 | へいし | ひのえね | 43 | 丙午 | へいご | ひのえうま |
| 14 | 丁丑 | ていちゅう | ひのとうし | 44 | 丁未 | ていび | ひのとひつじ |
| 15 | 戊寅 | ぼいん | つちのえとら | 45 | 戊申 | ぼしん | つちのえさる |
| 16 | 己卯 | きぼう | つちのとう | 46 | 己酉 | きゆう | つちのととり |
| 17 | 庚辰 | こうしん | かのえたつ | 47 | 庚戌 | こうじゅつ | かのえいぬ |
| 18 | 辛巳 | しんし | かのとみ | 48 | 辛亥 | しんがい | かのとい |
| 19 | 壬午 | じんご | みずのえうま | 49 | 壬子 | じんし | みずのえね |
| 20 | 癸未 | きび | みずのとひつじ | 50 | 癸丑 | きちゅう | みずのとうし |
| 21 | 甲申 | こうしん | きのえさる | 51 | 甲寅 | こういん | きのえとら |
| 22 | 乙酉 | いつゆう | きのととり | 52 | 乙卯 | いつぼう | きのとう |
| 23 | 丙戌 | へいじゅつ | ひのえいぬ | 53 | 丙辰 | へいしん | ひのえたつ |
| 24 | 丁亥 | ていがい | ひのとい | 54 | 丁巳 | ていし | ひのとみ |
| 25 | 戊子 | ぼし | つちのえね | 55 | 戊午 | ぼご | つちのえうま |
| 26 | 己丑 | きちゅう | つちのとうし | 56 | 己未 | きび | つちのとひつじ |
| 27 | 庚寅 | こういん | かのえとら | 57 | 庚申 | こうしん | かのえさる |
| 28 | 辛卯 | しんぼう | かのとう | 58 | 辛酉 | しんゆう | かのととり |
| 29 | 壬辰 | じんしん | みずのえたつ | 59 | 壬戌 | じんじゅつ | みずのえいぬ |
| 30 | 癸巳 | きし | みずのとみ | 60 | 癸亥 | きがい | みずのとい |
日常生活に取り入れる四柱推命「養成講師」
なぜ生活に四柱推命を取り入れるといいの？
四柱推命は、個人の性格や適性、運勢を理解し、より良い人生を築くための手助けをします。
まず、自分の命式を知ることで、自己認識が深まります。生年月日から得られる情報を元に、自身の特徴や傾向を把握することで、自分自身の強みや弱みを知ることができます。
仕事
四柱推命の知識を活かして、仕事やキャリアの選択に役立てることができます。
適性に合った職種や職場環境を選ぶことで、仕事に対するモチベーションが向上し、成果を上げやすくなります。
人間関係
また、自分や他人の命式を知ることで、コミュニケーション能力を向上させ、人間関係を円滑にするヒントも得られます。
相手の性格や価値観を理解することで、対話や協力がスムーズに行えます。
恋愛
恋愛関係においても、四柱推命は大きな影響を持ちます。相手との相性や適性、恋愛パートナーとしての相性を知ることで、健全なパートナーシップを築く手助けになります。
また、自分自身の性格や恋愛傾向を把握することで、自己改善に取り組み、より健全な恋愛関係を築くことができます。
健康
さらに、四柱推命は健康面でも示唆に富んでいます。
個人の体質や体調の傾向を知ることで、適切な食生活や運動、休息を取る時間を見つけることができます。これにより、健康を維持し、ストレスや病気の予防につながります。
日常生活において四柱推命を活用する際には、ただ情報を知るだけでなく、それを実際の行動に移すことが大切です。
自己分析を通じて、自身の長所を伸ばし、短所を補う方法を見つけましょう。
また、他人と良い関係性を築くには、相手の特性を尊重し、受け入れる姿勢が大切です。
四柱推命を日常生活に活かすことで、より豊かな人間関係や充実した生活を築くことができるでしょう。
四柱推命鑑定・養成講座のご依頼
