四柱推命養成講座

四柱推命における五行バランスと病気の関係

五行バランスと健康の基本的な関係

四柱推命では、木・火・土・金・水の五行が人体の様々な臓器や身体部位と密接に関連していると考えられています。命式における五行のバランスは、その人の健康状態や病気のリスクを示す重要な指標となります。

五行と身体部位の対応関係

各五行は以下のように身体の特定部位と関連しています:

五行五臓身体部位・関連疾患
肝臓胆嚢、四肢、神経系、目、皮膚病、不眠症、ノイローゼ
心臓血液、循環器系、眼病、熱病、小腸
膵臓胃、消化器系、糖尿病、腫瘍
皮膚、鼻、喉、気管支、大腸、呼吸器系、骨折
腎臓生殖器、免疫系統、骨髄、泌尿器系、耳、冷え性

健康体の基本条件

四柱推命で健康運を判断する際の基本条件は:

  1. 身旺(比肩が強い)
  2. 病気の星がない
  3. 五行のバランスが良い
  4. 十二運が安定している
  5. 食神が健旺(旺相して且つ壊されていない)

五行バランスの崩れと病気の関係

命式において五行のバランスが崩れると、それに対応する身体部位や機能に問題が生じやすくなります。

五行の過剰と不足

  1. 五行が過剰な場合
    • 木が過剰:肝臓・神経系の問題、自律神経失調症のリスク
    • 火が過剰:心臓病、高血圧、炎症性疾患のリスク
    • 土が過剰:消化器系の問題、肥満、生活習慣病のリスク
    • 金が過剰:呼吸器系の問題、喘息、皮膚疾患のリスク
    • 水が過剰:腎臓・泌尿器系の問題、むくみ、冷え性のリスク
  2. 五行が不足する場合
    • 木が不足:肝機能低下、筋力低下、判断力の衰え
    • 火が不足:血行不良、体温調節機能の低下、活力減退
    • 土が不足:消化吸収力の低下、栄養不足、免疫力低下
    • 金が不足:呼吸機能の低下、肺活量減少、皮膚の弾力性低下
    • 水が不足:腎機能低下、骨の弱化、生殖機能の低下

相生相剋の関係と健康

五行は相生(助け合う関係)と相剋(抑制し合う関係)の法則に基づいて互いに影響し合います。

  • 相生:木生火、火生土、土生金、金生水、水生木
  • 相剋:木剋土、土剋水、水剋火、火剋金、金剋木

命式内で相剋関係が強調される場合、内臓や器官に対してストレスがかかりやすく、これが病気の兆候として現れることが考えられます。特に忌神(その人にとって不利になる五行)との相剋関係が強いと、健康リスクが高まります。

病気の発症時期の予測

四柱推命では、命式の静的な五行バランスだけでなく、「大運」「流年」(年ごとの運気)の動的な五行変動を分析することで、病気の発症時期をある程度予測することができます。

病気の発症と四柱推命の関係

  1. 五行の交替と病気: 命式における五行バランスに加え、大運や流年の五行が命式のバランスに影響を与えることで、特定の時期に体調不良や病気のリスクが高まります。
  2. 発病時期の指標となる星
    • 偏印:病気の元を作りやすい(検査期)
    • 比肩星:患部の発症、命の危険もある
    • 財星:医療費がかかるが、治る可能性が高い
    • 官星:命の危険あり、特に偏官の時期は注意
  3. 命式と流年の関係
    • 不足している五行が流年で強調される年
    • 過剰な五行がさらに強まる年
    • 命式の柱と流年の柱が衝突する年
    • 生れた日の柱と同じ柱が流年に出る年(六十年に一度)は特に注意

病気に注意すべき時期

  1. 星の配置による注意時期
    • 偏印の年:この時期は健康診断を受けることが重要、次の比肩の年に発病する可能性
    • 偏印と食神が同時に現れる「倒食」の時期:健康面で特に注意が必要
    • 傷官の年:ストレスが溜まりやすく、精神的な問題や胃腸系の病気のリスク
    • 比肩の年:比肩星が大過すると財星(健康)を壊す可能性
    • 官星の多い時期:無理をして頑張りすぎる傾向があり、突然の健康問題が起きやすい
  2. 十二運との関係
    • 冬の運勢の時(比肩・劫財・敗財)に、その下に死・墓・絶が出た場合は健康運が非常に下がる
    • 流年が死、墓、絶の年は、病気の始まりとなることが多い

五行バランスの調整と健康維持の方法

四柱推命の知識を活かし、五行バランスを調整することで健康維持や病気の予防が可能とされています。

  1. 欠乏している五行の補充
    • 食事、色彩、環境などを通じて、不足している五行のエネルギーを補う
    • 例:木の五行が不足している場合は、緑色の物を身につける、植物を育てるなど
  2. 過剰な五行の抑制
    • 相剋の関係を利用して、過剰な五行を抑制する
    • 例:火の五行が過剰な場合は、金の五行(水を飲む、白色を取り入れるなど)を増やす
  3. 生活習慣の見直し
    • 命式から読み取れる体質的な弱点を知り、それに合わせた生活習慣を心がける
    • 例:水の五行が弱い人は冷えに注意し、温かい食事や適度な運動を心がける
  4. 予防的対策
    • 病気のリスクが高まる時期を事前に把握し、健康診断や予防的なケアを行う
    • 精神的ストレスを溜めないよう、自分に合ったリラクゼーション法を取り入れる

まとめ

四柱推命における五行バランスは、健康状態や病気のリスクを理解する上で重要な手がかりとなります。命式の五行バランスと大運・流年の運気変動を総合的に分析することで、どのような健康リスクがあるか、いつ問題が起きやすいかをある程度予見することが可能です。

ただし、これらはあくまで傾向であり、現代医学と併用しながら健康維持に役立てることが大切です。四柱推命の知識は、自己理解を深め、予防的な健康管理を行うための一つの視点として活用するとよいでしょう。

この知識を実践的に活用することで、五行のバランスを整え、健康を維持・増進することができるでしょう。

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ABOUT ME
森田 江梨子
動画教材とマンツーマン講座で学ぶ! 世界一わかりやすい四柱推命スクール代表 森田江梨子です。 日常生活に、四柱推命を取り入れ運気を上げて欲しいと思っています!