四柱推命養成講座

23時台生まれで日柱・時柱が変わるのはなぜ?

四柱推命を学んでいると、受講生さんからときどきいただくのが、
「23時台生まれなのに、アプリによって日柱や時柱が違います」
というご質問です。

私自身は、これまで23時に日干支が切り替わり、時柱の干支もその日干支によって判断するという流派の考え方で学んできました。

そのため、今回いただいたご質問をきっかけに、改めて「なぜ違いが起きるのか」を調べ直しました。

結論から言うと、どちらかが絶対に間違いというより、流派や採用している暦法・設定の違いによって命式が変わる、というのが実情です。

この記事では、
なぜ23時台だけ特に違いが出やすいのか
なぜネットのアプリや万年暦で答えが分かれるのか
そして当スクールの考え方をどう理解すればよいのかを、できるだけわかりやすく整理してみます。

23時台だけ、なぜこんなにややこしいのか

四柱推命では、時間を現代の時計だけで機械的に見るのではなく、干支暦の考え方で見ます。

子の刻は一般に23時〜1時ですが、問題はここで「1日の切り替わりをいつと考えるか」です。


この切り替えを23時(子初)と考える流派もあれば、
0時(子正)と考える流派もあります。

ここが違うと、23時台に生まれた人だけ、日柱が当日になるか翌日になるかが変わってしまいます。

つまり、23時台の人は単に「時柱が変わる」だけではありません。


日柱そのものが変わる可能性があるため、日干も、それに基づいて出す時干も変わり、結果として日柱干支も時柱干支もアプリごとに違って見えるのです。

違いの出どころは大きく3つあります

1. 日の切り替えを23時にするか、0時にするか

まず一番大きいのはここです。
古典寄り説明では、1日の切り替えは前日の23時(子の刻)とする立場があります。その立場では、23:00を過ぎたら命式上は翌日扱いになります。

一方で、現代のカレンダーに合わせて、0時を1日の起点とする流派・ツールも少なくありません。実際に、四柱推命サイトの解説でも「0時をもって1日の区切りとするのが適当」とするものがありますし、0時起点を明記しているツールもあります。

2. 子時を「早子時・晩子時」に分けるかどうか

次に大きいのが、23:00〜23:59を晩子時、0:00〜0:59を早子時として分ける考え方です。


この方式では、23時台と0時台を同じ“子時”として見つつも、命式の扱いを完全には同一にしません。代表的な設定では、23時台は日柱は当日、時柱は翌日側として扱う方法もあります。

星僑易學の解説では、夜子時には複数の派があるとしたうえで、八字論命の設定として
「分早子晚子:23:00-23:59出生は日柱算当日、時柱換隔日」
「晚子算隔天:23:00-23:59出生は日柱時柱とも隔日」
という違いをはっきり示しています。

さらに、「現在市販の八字書は早子・晩子に分けるものが多い」とも書かれています。

3. 出生地・自然時・真太陽時を補正するかどうか

実は、23時台問題は「23時か0時か」だけでは終わりません。
四柱推命では、標準時ではなく、その土地の太陽の位置に基づく自然時・太陽時を重視する立場もあります。たとえば日本では明石を基準にして、東京ならプラス方向、福岡ならマイナス方向に補正する、という考え方があります。

そのため、アプリによっては

  • 単純に日本標準時で計算するもの
  • 出生地を加味して自然時補正するもの
  • そこまで細かく反映しないもの

があり、境目の時間帯ではその差が命式の違いとして出やすいのです。

だから、アプリによって答えが違うのです

ネット上のアプリや自動計算サイトは便利ですが、裏側ではそれぞれ

  • 何時を日替わりの基準にするか
  • 早子時・晩子時を分けるか
  • 節入り時刻まで考慮するか
  • 出生地補正や自然時補正を入れるか

という設定が違います。

実際、あるツールは「子の刻(23時〜1時)は午前0時を1日の起点とする」と明記していますし、別の解説では23時で切り替わる流派もあると書かれています。

つまり、アプリの結果が違うのは不具合ではなく、採用している理論が違うことが多いのです。

流派ごとの考え方を、できるだけシンプルにまとめると

方式23:00〜23:59の扱い特徴
子初換日派翌日扱い23時に日が切り替わる。日柱も時柱も翌日側に寄る
零時区切り派当日扱い0時で日が切り替わる。現代カレンダーに近い
早子時・晩子時派日柱と時柱を分けて扱うことがある23時台だけ特別処理が入るので、アプリ差が出やすい

この違いがあるため、23時台生まれの人だけ、日柱干支・時柱干支が揺れやすいのです。

当スクールの考え方について

ここで、当スクールの考え方もはっきりお伝えしておきたいと思います。

当スクールでは、
「23時に干支が切り替わる」
「時柱の干支は、その日干支によって判断する」
という流派の考え方を採用しています。

これは、私自身がその体系で学んできたからであり、授業でもそのルールで一貫して命式を出しています。ですので、スクール内で学ぶときは、このルールで統一して読むことがとても大切です。

ただし、ここで同時にお伝えしたいのは、
「これだけが絶対の正解」という意味ではない
ということです。

実際には、0時起点を採る流派もありますし、早子時・晩子時を分けて扱う流派もあります。ですから、受講生さんには、
“当スクールではこの流派を採用している”
“他のアプリや本が違うのは、流派や設定が違うから”
と理解していただくのが、一番混乱が少ないと思います。

今回、私自身も学び直しになりました

正直にお話しすると、私自身はこれまで、当スクールで採用している考え方を前提に学んできたので、「23時台の違いをそこまで細かく比較する」機会があまりありませんでした。

今回、受講生さんから疑問をいただいたことで、万年暦やネットのアプリ、各種解説をあらためて見直し、「同じ四柱推命でも、ここまで前提が違うのだな」と、私自身とても勉強になりました。

だからこそ、受講生さんにも
「アプリの違い=どちらかが間違い」ではなく、まずは“何を基準に計算しているのか”を見ることが大切
と伝えていきたいと思っています。

受講生さんに伝えたい、いちばん大事なこと

23時台生まれの人は、アプリによって
日柱が違う
時柱が違う
両方違う
ということが実際に起こります。

でも、それは「四柱推命がいい加減だから」ではなく、
日の区切りをどう考えるか
子時をどう分けるか
自然時をどこまで反映するか
という、命式作成の前提が違うからです。

ですので、受講生さんにはぜひ、
“いろいろな流派がある中で、当スクールではこの考え方で統一している”
という視点で受け取っていただけたらと思います。

四柱推命は、命式の出し方まで含めて学問体系です。
だからこそ、途中で別流派のアプリの結果を混ぜず、まずは一つの体系でしっかり読み込むことが大切だと、私は考えています。

まとめ

最後に、今回のポイントをまとめます。

  • 23時台生まれで命式が揺れるのは、日の切り替え時刻の考え方が流派によって違うから
  • 違いは主に、23時切替・0時切替・早子時晩子時方式のどれを採るかで生じる
  • さらに、出生地補正や自然時補正の有無でも結果が変わることがある
  • ネットのアプリの違いは、計算ミスというより採用理論や設定の違いであることが多い
  • 当スクールでは、23時に干支が切り替わり、時柱はその日干支によって判断する流派を採用している
  • ただし、それは絶対唯一の正解という意味ではなく、当スクールが採っている体系として理解していただきたい

今回の受講生さんのご質問は、とても大事な視点を含んでいました。
私自身も学び直す良い機会になりましたし、だからこそ、同じ疑問を持つ方の参考になればうれしいです。

ABOUT ME
森田 江梨子
動画教材とマンツーマン講座で学ぶ! 世界一わかりやすい四柱推命スクール代表 森田江梨子です。 日常生活に、四柱推命を取り入れ運気を上げて欲しいと思っています!